私がうつ病になったきっかけ
今回も、自己紹介として私自身の経験を書いていこうと思います。
私は小さい頃から苦手なことが多く、最近よく耳にすることが多い、HSP体質だったのだと思います。
・友達ができるのに時間がかかり、4人以上いると上手く話せない
・人前で話すことが苦手
・授業で当てられると思うと緊張がとまらない
大人になってもそれは変わらず
・電話対応が苦手で極度に緊張する
・医療職だったのでたくさんの人と接したり、患者さんと接しているところを同僚に見られると緊張して上手く話せない
・機嫌が悪い人に話しかけなければならない場面ではなかなか声をかけられない
など、どうして自分が医療職になったのだろうと思うほど苦手なことばかりでした。
就職して数年が経った頃、朝起きると何とも表現できないくらい身体が重い、職場に着くまでの道中は動悸がとまらないなどの症状が出てきました。
そして、心療内科を受診するきっかけとなったのが、メニエール病になったことです。
朝起きると嘔吐とめまいで動けず1週間入院、それからもめまいはおさまらず約半月ほど仕事を休みました。
医師からはストレスによるものだろうと言われ、入院のストレスからさらに動悸も強くなったので心療内科を受診することに決めました。
最初の診断結果は[不安障害]でした。
薬を処方され、毎日服用していましたがやはり身体が重たさや動悸はなかなか改善されませんでした。
それどころか、だんだんと注意力、記憶力が悪くなり、何が悲しいのか分からないのに涙が出てくる、何もする気にならない、死にたいと思うなど心にも身体にも様々な症状が出てくるようになりました。その頃には体重は6キロ程落ちていました。
そして、[うつ病]と診断されました。
もう限界だと思い、私は休職することにしました。すると、あれだけ鉛のように重たかった身体はかなり楽になりました。
休職は3ヶ月ほどしましたが、やはり戻ることは困難で結局退職するという選択をしました。
現在でも、病院には通っており内服も続けています。気持ちにもムラがあります。いい日もあれば悪い日もある。何か少しでも嫌なことがあればとことん落ちる。病気なのか性格なのか、こんな自分と一生付き合っていかなければならないのかなと嫌にもなります。
ただ1つ、私の経験から言えることは薬だけではどうにもならないということ。
自分に合わない環境は変えること。
これが1番なのではないかと思います。
逃げると言うと言い方が悪いのかもしれませんが、逃げ道を作ること。これを選択肢の1つとして持っておくのは何にしても必要なことだと私は思います。
職場を辞めることはかなりのエネルギーを使いました。何回も引き止められ、その度にまた話をする。すごく辛い経験でした。
しかし、辞めたことに後悔はありません。
環境を変え、少しでも自分がいい方に変わることができたからです。
これからもまだまだいろいろなことが起こるのだと思います。
しかし、人生終わりがこない限り生き続けなければならない。
1度きりの人生は自分のものです。
私は周りに気を使うのではなく、自分にとって最善の選択をすること、これを大切に生きていこうと思います。